矯正治療による横顔(Eライン)の変化

横顔(Eライン)でお悩みの方へ

日本人(東洋人)の顔立ちは欧米人と異なり、鼻が低く、顎が小さく、より平坦な傾向にあります。このため、口元が前に出やすく、小さな顎によって出っ歯の悩みを抱える方が多いです。
一方、美しさは主観的であり、文化や個人の感じ方に依存するもののため、絶対的な基準は存在しません。
しかし、Eラインによる評価では、咬み合わせの問題、口が正しく閉じない、滑舌に問題があるなど、機能的な面での悩みを抱える方が多く見られます。これらの悩みを解消し、患者さんが自身の口元と笑顔に自信を持つ手助けをする治療を提供しています。
また、デジタル設備を導入し、治療前にシミュレーションを行い、治療後の歯並びや口元の変化を確認できます。横顔の見た目にお悩みの方はお気軽にご相談ください。

理想的な横顔「Eライン」とは

理想的な横顔「Eライン」とはEラインは、顔の横から見たときに、鼻と顎を結ぶ直線のことです。理想的な横顔は、Eライン上にあるか、Eラインよりもやや内側に口の位置があるとされています。
人差し指を鼻先と顎先に当て、指が唇に軽く触れる程度であれば理想的なEラインと言えます。ただし、Eラインは美の基準のひとつであり、個人の美的感覚や文化によって異なります。

Eラインに悪影響を及ぼす要因

出っ歯

前歯が前に突き出ている状態では上唇も突き出すため、Eラインをはみ出すことがあります。

受け口

下の歯が前に出ている状態では下唇がEラインをはみ出すことがあります。

上下顎前突

上下の歯が前に突き出ている状態では口がボコっとしているように見えます。

口呼吸

口呼吸によって口内が乾燥し、むし歯や歯周病のリスクが高まります。また、舌の位置が下がり、歯を前に押し出す傾向があるため、Eラインが崩れてしまいます。

日常的な癖

歯を舌で押し出す癖がある場合、無意識に歯の位置が変わり、歯並びや噛み合わせが悪くなる可能性があります。

矯正治療でEラインを
整えられるケース

矯正治療で整えられるケース

  • 口元がEラインの外にある
  • 出っ歯によって口元が前に出ている
  • 口ゴボ(口元が盛り上がっている状態)がある
  • Eラインの外に顎が出ている
  • 受け口がある

外科手術が必要なケース

  • 下顎の位置が前に出ている
  • 下顎が後ろに下がることで出っ歯に見える

非抜歯矯正でEラインを
整えることができるのか

非抜歯矯正でEラインを整えることができるのか出っ歯や受け口を非抜歯矯正で改善できる場合があります。ただし、症例によっては抜歯が必要なため、まずは診察・検査を受けなければなりません。当院では、CTやセファロレントゲン、iTeroなどの緻密な検査によって多くの情報を取得し、的確に抜歯・非抜歯を判断しております。

当院で行う矯正治療

インビザライン(マウスピース矯正)

インビザライン(マウスピース矯正)マウスピース矯正は、透明なマウスピース(アライナー)を歯に装着して歯を動かす矯正治療です。マウスピースが透明のため目立ちにくく、周りの人から気づかれにくい傾向があります。また、自分で取り外せるため、歯磨きや食事に影響がありません。
当院では、「インビザライン」というマウスピース型矯正装置を使用しています。インビザラインは世界中で広く普及しており、信頼性と実績が豊富な装置として知られています。

インビザライン